「不思議なゆうなぎ」百合漫画レビュー
※ネタバレが多少ありますのでご注意ください。画像クリックでAmazonへ飛びます。
- 作者:大庭直仁
- 巻数:全2巻
- 初版:2020年
- タグ:百合、SF(すこし・ふしぎ)
概要・感想
物語の主人公は「ゆう」と「なぎ」、お互いを大切に想っている親友同士。そんな彼女たちの周りでは何故か不思議なことがよく起きます。互いの事だけが透けて見えるメガネ、なぎの体に生えたコンセント、ゆうが猫に変身したり等々、、、奇妙な体験を共有する中で二人の仲は更に深まっていきます。
連載は「good!アフタヌーン」にて、作者は「大庭直仁」先生です。
ジャンルとしてはファンタジーというか「すこしふしぎ」もとい大分ふしぎな出来事に少女二人が出会っていく物語。現実離れした事態に遭遇しても、なんだかんだいつも変わらずお互いへの思いを確認する結果になるあたり大好きなんだなぁというのが伝わってきて、非常に良い。イイ。
「ゆう」と「なぎ」の関係は友愛として描かれていますが、それ故に純粋な好意が表れていて何と言うか浄化されますね。二人ともとても可愛い。ほっこりします。
世界観も含めて謎が多いので、次はどうなるんだろうなぁとワクワクしながら読んでいました。たぶん、他の人の感想を読まずに読んだ方が楽しめると思います。ここに書くことじゃないですが。
絵のタッチが特徴的なので人は選びそう。ただ、それも相まって寓話じみた雰囲気が形成されているので、私は好きです。
友情モノの百合や、不思議な世界をありのままに受け止めて楽しむような話が好みの方はお気に召すのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。