ゆりだなぁ。

主に百合漫画のレビューブログです。

おねロリとロリコンについて考察したい

おねロリって結局ロリコンの話なんでしょ、という永遠の難問について、おねロリマンガ6作品を例に挙げて少しだけ真面目に考えたい。

ロリの範囲や、ロリコンの定義についてはフワッと、フィーリングでお願いします。それでは憤懣やる方ないという学者気質の方のためにWikipediaのリンクも一応貼っておきます。でっていうね。

ロリータ・コンプレックス - Wikipedia

基準がないと判断が難しいので、以下の2項目を基準とします。

  1. 特定のロリへの性的な思考、言動がみられる。
  2. 複数のロリにも興味を示している or 示しそう。

該当する数に応じて3段階に分けます。

  • 2つ:両足ズッポリ
  • 1つ:片足だけ
  • なし:沼の住人にあらず

誤解の無いよう先に書いておきますが、既読作品から個人的に好きな作品だけ選びました。要は愛があれば良いんです。愛ですよ、愛。レッテル貼りなんて当人たちには何の意味もないんですよ。なら書かなきゃ良いのに。

また、あくまでもフィクションについて考えた塵に等しい戯言です。加えて筆者は風邪気味で頭がボーッとしています。

成人向けは守備範囲外とします。考えるまでもないですし。

該当数2(まごうことなきロリコンですね)

お姉さんは女子小学生に興味があります。


おね:山田みのり(社会人)
ロリ:鈴原小恋(小学生)

限りなくロリマンガに近いおねロリマンガ。今日も日本は平和です。みのりさん、男に生まれてたらどうなってたんでしょうか。いっそ清々しいくらいに全ての幼女がその有り余る愛の対象です。

小恋の目にはかわいらしい大人のお姉さんとして映るのは、幼さゆえなのか、それとも彼女の気質のなせるわざなのか。愛花にも惚れられているようですし、少なくとも幼女にはその愛が届いているようです。騙されないで

一応手を出していないと言ってイイのかどうなのか。成長した小恋との関係性がとても気になるのですが、作中でそこまで描かれるんですかね。

まあ、陽愛ちゃんがいるので、よしんば傷心になったとしても大丈夫でしょう。ロリ✕ロリ、普及しないかなー。

うちのメイドがウザすぎる!


おね:鴨居つばめ(社会人)
ロリ:高梨ミーシャ(小学生)

1と2ともに文句なしで該当です。鴨居さん、私なんぞでは足元にも及ばない。初潮云々のセリフは素直に引きました。まあ、あくまでもメイドの立場なら成長しても2人の関係は続きそうですけどね。

鴨居さんの人格に問題がないわけではないですがメイドとしては優秀ですし、ミーシャもなかなか一筋縄ではいかない子なので、二人の出会いは僥倖と言っても良いんじゃないでしょうか。

さすがに直接手を出すことはなさそうですが、その辺は彼女なりの矜持なのかもしれない。

該当数1(年の差の範疇ですかね)

柚子森さん


画像引用元

おね:野間みみか(高校生)
ロリ:柚子森楓(小学生)

1は該当。でも、2については柚子森さんのクラスメイトに特段の興味を示していないのでセーフ。柚子森さんが成長した後のことについても、作中でことあるごとにみみかがふれているので問題ないですね。ラストシーンのセリフが象徴的。

プラトニックとは言えないまでも、流れ行く時間も含めて愛そうとする、その姿勢は美しいです。

そもそも柚子森さんの精神年齢は成人並なので、このマンガはおねロリじゃなかったのかもしれない(暴論)。

星川銀座四丁目


おね:那珂川湊(社会人)
ロリ:松田乙女(小学生〜)

あまりおねロリって認識がないですね。社会的には保護者と被保護者の立場ですが、互いに支え合いながら暮らしているためか精神的に対等な印象が強く、年の差カップルという感じ。

2に関しては教師としての仕事ぶりから考えると該当せず。先生のスケベ心は作中に散見していますので、1は該当ですね。色々ありますけどラストは収まるところに収まって良かったなあと思います。その手があったかと思いました。

まあ、愛ですよ。愛(二回目)。

該当無し(おねロリなのか、ロリおねなのか、それが問題だ)

ハッピーシュガーライフ


画像引用元

おね:松坂さとう(高校生)
ロリ:神戸しお(小学生)

サイコホラーな百合マンガ。そちらに意識が向いておねロリの認識がありませんでしたが、しおが小学生のはずなので一応おねロリとして扱います。

冷静に考えると1も2も該当しないですね。さとうは倫理観が崩壊していましたが、愛に関しては純粋だったのですね。しおへの接し方だけを見ていると結構尽くすタイプのようですし。

将来に関しては別の意味で心配ですが。

ご主人様と獣耳の少女メル


おね:ご主人さま(社会人)
ロリ:メル(小学校高学年程度)

おねロリでもあり、主従百合でもある作品。物語に一貫して流れている木漏れ日のような柔らかい雰囲気が特徴です。

獣人のメルの年齢を人間と同列に扱って良いか分からなかったのですが、とりあえず小学生くらいと言って間違いはないはず。

作品の雰囲気のためか、1と2ともに該当しない気がします。やりますね、ご主人様。キスはセーフということにします。

同人版だと欲望に忠実ですけどね。世界線が違うのでセーフですね。

メルが幸せなら何でも良いや、ということで深く考えるのはやめておきましょう。メルかわいよメル。

総括

幼女への過剰な愛を隠さないものもあれば、プラトニックな恋もあり、一口におねロリといっても案外バリエーション豊かです。このジャンルに求められているものがそれだけ千差万別ということでしょうか。

幼女を愛でるのか、それとも幼心に芽生えた純粋な恋を慈しむのか、はたまたその年の差によって両者に生じる心の葛藤に共感するのか、きっと楽しみかたは人それぞれなのでしょう。

おねロリアンソロジーのパルフェも第2段が発売されましたし、ブームが来てるようで個人的にはとても嬉しいです。

長々と気色悪い文になってしまいました。お読みいただいた全ての方に額を突いて感謝申し上げます。ありがとうございました。

結局言いたいことは最後だけですね。「ブームが来てるかもしれないのでとても嬉しい」