「屋上の百合霊さんSIDE B 仲良しクイズ」百合漫画をレビューしたい
- 作者:文尾文、話:とい天津
- 巻数:全1巻
- 初版:2015年
- 分類:GL、学園・部活モノ、百合好き女子
「文尾文」様作「屋上の百合霊さんSIDE B 仲良しクイズ」のレビューもとい感想です。ネタバレあるかもしれませんのでご注意ください。
名作百合ADV「屋上の百合霊さん」のコミカライズ第二弾にあたるこちらの作品ですが、第一弾と同じくオリジナルのストーリーですので未プレイの方でも問題なく楽しめます。
主人公は「長谷千英」(はせちはる)、商科九ツ星女子学園に入学したての一年生で、彼女が部活動紹介の説明を聞いてクイズ研究会に入ることを決意したところから物語は始まります。が、しかし、ストーリーの中心は彼女ではありません。それはなぜか。
彼女は仲良し女子の観察が大好きな「仲良しマニア」なのです。
というわけで、物語の中心は彼女の入部のきっかけになった、クイズ研究会部長の「巴七津希」、副部長の「笹木里香」の二人です。二人の恋模様を、千英ともう一人の新入部員「伊地山時乃」が見守り、時に応援していきます。
クール系の副部長と、天真爛漫な部長の組み合わせはやはり鉄板かなぁと思うところ。個人的にはクールを装っているけれど内心嫉妬でモヤモヤしてる、みたいな展開が好きです。
ちなみに時乃も仲良し女子大好き女子です。スゴイ巡り合わせですね。何と言いますか、良い学校ですね。私も通いたかったです。
クイズ研として、学生クイズ選手権の全国大会出場を目指して活動していくのですが、部長と副部長タッグの地方予選決勝のシーンが印象的でした。
普段はほわんとした部長が、勝利のためにキリッとするというか、若干冷ややかな感じになるんですよ。素敵です、ギャップ。グッドです。
割と不純な動機で入部した千英と時乃が、部活動を続けるうちに段々と真剣に部長と副部長の関係について考えるようになっていくのも良かったです。
本人たちは自分のことに関しては無頓着でしたが、こちらの両名も傍から見ると十分仲良し女子なんですよね。ニヤニヤしちゃいます。もう少し、詳しくやってほしかったなぁ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考にさせていただきました